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助産師の挫折は、責任感からくるのか・・・。
助産師の挫折についてのお話なのですが、挫折は、どんな仕事をしていてもつきもののように思います。
助産師は、お母さんと、赤ちゃんと2つの命を同時に預かるので、その責任の大きさに、つぶされそうになります。
そんな時が、助産師の挫折を感じる時ではないでしょうか。私が挫折を感じたのはこんな時です。
目次 [目次を隠す]
助産師の挫折①・・・お産がわからない。
助産師の挫折を私が味わったのは、やっぱり新人時代。
私は新卒1年目をクリニックで過ごしました。
母親ほど年の離れた先輩助産師に、看護のこと、助産のこと、ケアのこと・・・なにから、何まで教えてもらいました。
実習生は、担当産婦さんのケアを、一生懸命に勤めればよかったのですが、仕事となるとそうはいかない。
お産の進行を観察しながら、合間に他のお母さん方のケアに回る必要があります。
このときに必要な観察眼!
「このお産は、今から進行するのか。」「今から他の人のケアに回るけど、どれくらいの時間を取ることができるか」
これが、なかなかつかめずに、何度も何度も失敗しました。
他の人のケアが終わって、戻ってきたら、「もう分娩室にいったよ~」
内診のタイミングを自分で計って・・・とか言われても、お産が進んでいるのかわからない。。
「ちょっと内診してみて」と上司に言われて、内診してみると、お!進んでる!!
あわてて分娩室へ~
お産を担当させてもらうたび、自分の観察眼、アセスメント能力のなさが明らかになりました。
助産学生の時の10例と、就職してからの1年程度の、数えられる程度のお産の経験数ですから、そんなにわかるわけもないのですが、周囲で見てくれている看護師さんの方が、ずっとお産の観察ができているし、学生時代の同期がやっている仕事の話を聞いて、助産師として最低できるはずのようなこともできていないような感じさえして挫折していました。
1年目で、一体どれだけのことができると思っていたのかどれだけの実力を持てると思っていたのか、どれだけの実力を求めていたのか、今となっては、自分が恥ずかしくなるくらいの挫折ですが、当時の本人には、けっこう真剣な悩みでした。
赤ちゃんの出生後、状態がよくなくて、高次の医療機関に搬送になったこともあります。
お産の進行が読めず、清潔野の作成が追いつかなかったこともあります。
授乳介助がうまくいかなくて、お母さんを泣かせてしまったこともあります。
育児の相談を持ちかけられのに、全く的確な答えが導き出せなかったこともあります。
そんなことがあるたびに、「誰かの命が危険に陥る前に、誰かを傷つけてしまう前に、助産師、やめた方がいいかも」と、どんどん落ち込んで、挫折してどん底です。
それまでも、「挫折」は感じたことはありましたが、私の社会人1年目は、間違いなく「挫折」の連続でした。
「これが挫折だった」という大きな出来事があったわけではなく、「これじゃ、ダメだ」「ダメかもしれない」そういう小さな挫折の繰り返しでした。
助産師の挫折②・・・挫折から立ち直ったもの
助産師の挫折から私が立ち直ったきっかけは、これもやっぱり決定的なものはなくて、毎日、毎日、「こんなにできないなら、やめた方がいいかも」と挫折感を感じながらも、近くにいた先輩方に教えてもらいながら、サポートしてもらいながらなんとかかんとか、仕事を続けてきたら、「あ、私、できてる」と思えることが、増えてきたんです。
血管確保ができた、お産が進んできてそうと思った時に内診したらホントに進んでた。
お産促進のためのケアをやったら、その後急速にお産が進んだ。
相談にのってたら、相手がどんどん自分の思いを表出してくれてきた、私の話に納得してくれている雰囲気だった。
そんなことの積み重ねで、挫折から少しずつ立ち直って今日まで来ています。
できなかったけど、挫折したけど、挫折したなりに、その時間を一生懸命過ごすのって大切なのかもしれません。
継続は力なり継続すると、挫折したっていつかは光が見えてくるのですね~
助産師の挫折③・・・1年目を乗り越えてからは・・・
助産師の挫折から一度立ち直ったあとは、ありがたいことに、大きな挫折と感じる出来事はないのです。
そりゃもちろん、お産の進行を読み違えたとか、産まれた赤ちゃんの状態がスッキリしないとか、あの異常は、もうちょっと早く気づけたんじゃないかとか、お母さんの訴えは、本当は違うことを言いたかったんじゃないかとか、後悔したり、反省したり、へこんだり・・・
それは、沢山ありますが、周りのみんなのかかわりによって、挫折というほど大きな状況には至っていません。
私に対して関わってくれること、それと同じくらい、お母さん方へのフォローに入ってくれたりしているので、大きな挫折にならずに済んでいるのです。
一緒に働いているスタッフの力はとても大きいです。
助産師の挫折から私が助けられたもの
助産師が挫折したときに助けてくれるもの。
それは、自分をわかってくれる人の存在でした。
挫折して落ち込んだ時、辛かった時、なんとか思いなおして、仕事に行く力を与えてくれました。
私が仕事を続けていく気持ちを支えてくれた、存在でした。
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挫折やツライ経験、悔しい経験を繰り返しながら、それでも助産師が続けられるのは、素敵なスタッフと働くことができるから・・・
そんな思いを持っている助産師さんは多いはずです。
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