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助産師は激務か?
助産師は激務だと、あなたは思いますか?
「仕事は助産師です」と答えた時、返ってくる言葉は、「素敵な仕事ですね」と、「大変な仕事ですね」
一般的にも、「大変」、「激務」というイメージが浸透しているようですね。
助産師の「激務」となるとき、見てみたいと思います。
目次 [目次を隠す]
助産師は激務・・・満月に赤ちゃんは生まれる?!
助産師が激務になりやすいのは、満月の日だったり・・・ということがあります。
満月に赤ちゃんが生まれやすいというのは、あなたも、きっと聞かれたことがある言葉ではないですか?
他にも、台風が来るとお産が来る。満潮の時に赤ちゃんは生まれる。低気圧が来ると、破水が多い・・・
などなど、お産にまつわる言い伝え(?)は、いろいろありますね。
これらの真実はさておき、お産は、「ある一時に集中して激務になる」と言うのは、臨床ではよく知られるところですね。
お産件数の多いところでは、一晩に、4人、5人と産まれるときがあります。
同時にお産が進行して、30分以内に2人、同時に産まれてくる時もありますね。
このようなときは本当に激務で、一息つく暇もありません。
「水分、いつ取った?」「トイレ、いつ行った?」「いつ、顔見た?」なんて会話が、スタッフ間で生まれます。
そして、入院中のママさんたちに「昨日、大変そうでしたね」って、言われるのです。
助産師は激務・・・産科は超急性期で昼夜ない仕事
助産師の激務をあらわすちょうどいい言葉があります。
「産科は超急性期」。常に、急変と隣り合わせなのです。
順調に進んでいたお産が、ある時突然、緊急事態に変わる・・・緊急症例を挙げると、キリがありません。
「緊急」となると、やはり母子2人の命がかかっているだけに、急激にあわただしく激務になります。
命の誕生を扱うことの「大変さ」を感じるとき、背負うときです。
看護職は、夜勤があるので、助産師だけが昼夜ない仕事ではないのですが、お産は昼夜がありません。
それだけでなく、育児にも昼夜がありません。
特に新生児期は、夜中であっても、2~3時間ごとの授乳があるのです。
授乳がうまくいかないお母さんのサポートのため、昼夜なく、授乳の介助が必要な時もあります。
逆に疲れ切ったお母さんに十分な休息を取ってもらうため、赤ちゃんを預かって、お母さんに代わってお世話をすることがあります。
お産がなくても、産後のお母さんのケア、授乳介助、赤ちゃんのお世話で、昼も夜も、目まぐるしく動いているときがあります。激務です。
助産師が激務になりやすい
総合周産期母子医療センター、地域周産期母子医療センタ―
助産師が激務である場合が多いのが、ここ。
総合周産期母子医療センター、地域周産期母子医療センターとは、母体や新生児搬送を、常時受け入れることのできる高度な設備を有し、ハイリスク妊娠に対する医療、及び高度な新生児医療等の周産期医療を行える医療施設のことを言います。
医療設備だけでなく、医師、助産師といった人材も充実しています。
ここに入院する場合は、リスクが高い、又は緊急事態である場合もあります。
救急車やドクターヘリで運ばれてくることも、少なくありません。
産婦人科は比較的、医療処置や日常生活援助が少ない診療科ではありますが、この周産期センター内にあるMFICU(母体胎児集中治療室)に入院する妊婦さんに対しては、日常生活援助も医療処置も、グンと増加します。
周産期センターは、すべてがハイリスクの妊婦さん、産婦さんと言うわけではありませんが、やはりハイリスクに関わる場合は、その緊張感は少し変わりますね。
助産師は激務かどうか、まとめ
助産師は激務と思われているのはご覧の通りですし、確かに、助産師の仕事は「激務」そのものと言うくらい、走り回って仕事をするときもありますが、比較的静かにゆっくり時間が流れる時もあります。
そんな時は、お母さんたちとゆっくり話をしながら、ケアに回ることができるのです。
「激務かどうか」は、お産の状況に大きく左右されることが多いです。
それ以外にも、病院の規模、病床数、勤務体制、勤務人数、リスクの程度などなどで、その感じは変わるでしょう。
転職サイトは、こういった情報がたくさんあります。
自分に合った規模、勤務体制など、ぴったりな職場を探すことができます。
自分にあった職場では、たとえ激務であったとしても「大変な仕事」が、「充実した仕事」になるでしょう。
そんな仕事をさがす、第一歩をここから始めてみましょう!
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